旧Google Analytics(ユニバーサルアナリティクス)からグーグルアナリティクス4(GA4)へ

2024年8月23日2025年2月23日

ウェブサイトの調査、分析、対策のサイクルを行うための必須ツール、Google Analytics(グーグルアナリティクス)をご存知でしょうか？

2023年7月1日をもって旧GA（ユニバーサルアナリティクス）のサポートが終了しました。直前に移行すれば良いと考えていた方も多かったかもしれませんが、それでは手遅れでした。GA4でのユーザートラフィックを早期に蓄積し、操作に慣れておくことが重要です。また、旧GAとGA4では計測方法が異なるため、数値が一致しません。過去のデータを旧GAで確認するだけでは十分ではなく、GA4への早めの移行が必要です。

TOPIK

Google アナリティクス4でできること

Google Analytics 4（GA4）は、デジタルマーケティングの新しい時代を切り開く強力なツールです。従来のユニバーサルアナリティクスとは異なり、GA4はウェブサイトとアプリの利用状況を一元的に管理し、ユーザー行動を詳細に追跡します。さらに、イベントベースのデータ収集と機械学習を活用したAI機能により、ユーザーの行動パターンを予測し、ビジネスの効率化と売上向上を実現します。GA4は、デジタル時代のビジネスに不可欠な解析ツールとして、その存在感を高めています。

ウェブサイトとアプリの一元管理

GA4を使えば、あなたのウェブサイトだけでなく、モバイルアプリの利用状況も一つのツールでまとめて確認できます。これにより、お客様がパソコンやスマートフォンでどのように移動しているかを全体的に把握できるようになります。

仮にあなたがカフェを経営しているとします。ウェブサイトでメニューを紹介し、アプリでお客様に注文を受け付けている場合、GA4を使えば、お客様がどのメニューをよく見ているか、アプリでどの時間帯に注文が多いかを一つの画面で確認できます。これにより、人気メニューを特定したり、注文が多い時間にスタッフを増やすといった対策が簡単に取れます。

詳細なユーザー行動の追跡

GA4では、ページの閲覧だけでなく、ボタンをクリックしたり、フォームを送信したりといった具体的な行動も追跡できます。これにより、お客様があなたのサイトやアプリでどのように行動しているかを詳しく知ることができ、サービスの改善に役立てることができます。

仮にあなたがオンラインショップを運営しているとします。GA4を使えば、お客様がどの商品ページを見ているかだけでなく、どのボタンをクリックしてカートに商品を追加したか、どのページで買い物を止めたかを詳しく追跡できます。これにより、カートに追加されたが購入されなかった商品を特定し、その商品の説明を改善したり、特別割引を提供することで売上を伸ばすことができます。

AIによる分析

GA4にはAI（人工知能）が組み込まれており、お客様の行動を自動で分析してくれます。例えば、離れそうなお客様を事前に予測したり、売上が伸びる可能性が高いパターンを教えてくれたりします。これにより、効果的なマーケティングやビジネス戦略を立てる手助けになります。

仮にあなたがフィットネスクラブを運営しているとします。GA4のAI機能を使えば、会員がどのクラスに参加する頻度が高いか、どのタイミングで退会する傾向があるかを自動で分析してくれます。例えば、退会の可能性が高い会員を事前に特定し、その会員に特別なオファーやフォローアップを行うことで、退会を防ぐことができます。また、人気のクラスを増やすことで、会員の満足度を向上させることができます。

Google Analytics4(GA4 )とCookieの関係は？

GA4は、Cookieを利用してユーザーの行動を追跡しつつ、プライバシー保護を強化しています。また、Cookieに依存しないデータ収集の方法も取り入れており、現代のプライバシー規制に対応しています。これにより、ビジネスはユーザーのプライバシーを尊重しながらも、必要なデータを効率的に収集・分析することができます。

Cookieとは？

Cookieは、ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなデータファイルです。これにより、ユーザーのサイト利用情報を記録し、再訪時に個別の設定やログイン情報などを保持することができます。

GA4とCookieの関係

GA4も、ユーザーの行動を追跡するためにCookieを利用しますが、従来のGoogle Analytics（ユニバーサルアナリティクス）とは異なるいくつかの重要な点があります。

プライバシー対応

GA4はプライバシーに配慮した設計がされています。例えば、ユーザーがCookieを拒否した場合でも、GA4は可能な限りデータを収集して分析できるようになっています。これにより、ユーザーのプライバシー保護を強化しながら、ビジネスに必要なデータを取得します。

クッキーの利用方法

GA4は、ファーストパーティCookieを使用してユーザーの行動を追跡します。ファーストパーティCookieとは、ユーザーが訪問しているサイト自身が設定するCookieのことです。これに対し、サードパーティCookieは、広告ネットワークなど第三者によって設定されるもので、最近のプライバシー規制強化により利用が制限されています。GA4はファーストパーティCookieを活用することで、プライバシー保護とデータ収集のバランスを保っています。

クッキーなしのデータ収集

GA4は、Cookieを使用しないデータ収集にも対応しています。これには、ユーザーの行動を推測するための機械学習アルゴリズムや、ユーザーIDによる追跡が含まれます。これにより、Cookieの利用が制限される環境でも、データ収集が可能です。

Google Analytics4(GA4)を使うメリット

ユーザー属性からサイトを改善できる「訪問キーワード」や「ランディングページ」などのデータを分析することで、訪問者が何に興味を持って訪問してきたのかを把握できます。

また、新規訪問者と再訪問者の区別もできるため、よりターゲットを絞った効果的なサイト作りに役立てることができます。

利便性の高いサイトへと
改善できる

「ページ解析（ページ内リンククリック率）」や「リアルタイムレポート」などのデータから、訪問者のサイト内での動きが分かります。

ユーザーがサイト内で検索したキーワードを知ることもでき、ユーザーの必要としている情報を把握することもできます。

そのためコンテンツページをよりユーザーに分かりやすく見やすくするためにはどうすればいいのかも自ずと分かり、サイト改善に繋がるのです。

サイト内での目標を設定し
対策ができる

Googleアナリティクスでは、機能の一つに「目標（コンバージョン）設定」というものがあります。
「目標設定によるゴールフロー」や「アシストコンバージョンの測定」などにより、コンバージョンに至った経緯を知ることができます。

さらにユーザーが目標達成に至るまでの過程を分析することもできるので、ユーザーがどの段階でサイトから離脱したかを知ることも可能です。

そのため、離脱した数の多いページを改善するなどして対策をとることで、目標達成までの確率を高めることができます。

過去の解析結果を保存し
効率的なWeb施策を実施できる

Googleアナリティクスでアクセス解析した結果は、半永久的に保存が可能です。

そのため、過去のユーザーの傾向を分析するなどして、さらに効率的なマーケティングができるのです。
（ただし、Googleアナリティクスが正式に発表している保証期間は2年間です）

スタジオたちまちで実施できるサービス

Googleアナリティクス用のアカウントを登録し、初期設定を行います。
その後、Search Consoleの登録・マイレポートやコンバージョンの設定も行います。
最後に、データが正しく取得できているかのテストをさせていただきます。
※コンバージョン設定数やクロスドメイントラッキングなど、詳細の設定が必要な場合には料金が変動する可能性がございます。