「ウェブサイト新しくしようかな」「効果が無いから作り直したい」「なんかデザインが気に要らないからリニューアルしよう」そう思って、ホームページの作り直し(リニューアル)を考えてはいませんか?
この記事はそんな「ホームページを新しくしたい、作り直したい、リニューアルしたい」と考えている方へおすすめです。
ホームページはただ作り直しただけでは望んだ効果というのは得られないケースが多くあります。もちろん、作り直す=効果がない、という訳ではありません。この記事でお伝えしたいことは「事前の計画が整っていないと作り直しても同じ悩みを抱えることになる」ということです。
ホームページの作り直しの前にはいくつか検討するべき事があるので、注意をして臨んでみてください。
ホームページを作り直したい理由、作り直した後の目的を明確にしておく
まず、あなたがホームページをなぜ作り直したいのか、作り直した後にどんな状態にしたいのかを、ホームページ制作会社さんへ説明できるようにしておく必要があります。例えば、「今のページはなんだか見辛い気がしている、実際にお客様からどこにお問い合わせの案内があるのかがわかりにくい等の声があった」「作り直してもっとお客様へ情報が伝わるようにしたい、迷わせないようにしたい」という感じです。これが、「なんかデザインが微妙な感じだから作り直したい」「見た目が良くなったら良い効果がある気がする」というフワッとした理由や目的だと、作り直しても然程効果のないホームページが出来上がってしまう可能性があります。
ホームページを作り直すなら、まず見た目ではなくホームページ内の情報を整理する
ホームページに重要なのは、見た目ではありません。重要なのは「お客様に情報を伝えて行動していただくためのツール」としての役割が果たせているかどうかになります。もちろんホームページの使い方は様々です。例えば写真家さんやクリエイターさんの紹介ページ等であれば、見た目の重要度はとても高いことが考えられます。しかし、多くの場合は「サービスや商品を知っていただきたい」「お悩みを解決したい」「お問い合わせにつなげていきたい」ということではないでしょうか?その為には、見た目が綺麗よりも、分かりやすい・伝えたいことが伝わる・行動して欲しい導線がある事が重要なポイントとなってきます。
もちろんホームページを作った当時は、「まずは作ろう!」ということで作られた方が多くおられるかと思います(私自身もそうです)。そこから年月を経て、現在の方法に沿ったホームページのあり方に変える、そのために情報を整理し直して、改めてお客様へ伝える形にしていく事というのが本質的なホームページの作り直しかなと考えています。
…とはいえ、「見た目がどうでも良い」という訳でもありません。見た目についてはこちらの記事でお話していますのでご参考ください→見た目の良いホームページは写真が9割
ホームページを作り直す前に基本的な、何を誰にどう伝えたいかを改めて考える
効果の出ている=集客できている、お客様との出会いに繋がっているホームページであれば作り直しを検討することは少ないかと思われますが、期待した効果が出ていない、ということであれば基本的な部分である「何を・誰に・どの様に」伝えるのか再検討が必要です。
これは私自身も耳が痛い話なのですが、「ホームページを作るサービス」を「ホームページを作りたい」と思っている人に「インターネットの検索需要を利用して」伝える、という方法を考えてきました。しかし実際には、「ホームページを作るサービス」だけでは供給過多となっており、検索需要に届かない状況に陥っていました。「ホームページを作りたい」のみでも、一体どんな目的でホームページを作りたいのか?という部分が不明瞭となっていました。また「インターネットの検索需要を利用」と言いましたが、これも「具体的にどのような目的で検索している需要があるのか?」という部分が抜けていました。
実際にはAだからBという簡単な説明は難しく、行っている事業のそもそもの需要の有無という問題もあります。だからこそ、具体的に考え、検証することで次の策を練ることができます。自分の事業の需要を探し当てる…つまり“ネット上の適切な集客活動”するということになりますが、これができれば皆さん苦労はしません。狙いを定めることで成果の期待と同時に次へのステップへ繋がります。
ホームページに来たユーザーに何をしてもらいたいかを考える
ホームページの作り直しを考えた場合、ぜひ検討していただきたい事は「来ていただいたお客さんにどうして欲しいのか」を考えることです。「そんな事はわかってますよ」という方がほとんどじゃないかなと思います。ですが、人は伝えたいことが沢山ある場合、あれもこれもと詰め込んでしまいがちです。優先順位が分からない状態になってしまっている可能性があります。色々と詰め込んでしまう、という前提で今一度ご自身のホームページを見ていただければ、「あれ、このページに来たら何をして良いのかわかりにくいかも」「どれが一番のオススメなのかが不明かも」等と気付きがあるかも知れません。
有名なお話ですが、アップル創業者のスティーブ・ジョブスがCMクリエイターのリークロウから5つの丸めた紙を投げられて、「どれも受け取ることができない、これが悪い広告だ」というような逸話があります。これは、人に何かを伝えたい、行動してもらいたいという場合、伝えることは1つであるべきだというメッセージとして現在も使われているエピソードです。あなたのホームページに来たユーザーに何を伝えて、何をしてもらいたいか、せっかくホームページを作り直すのであれば再検討してはどうでしょうか。
まとめ〜見た目に囚われがちな作り直し、本質は内部の情報整理
ホームページを作り直し、リニューアルしたい場合は、いくつかの事を検討するべきだというお話をしました。理由や目的をできる範囲で明確にしておくこと、見た目よりもまずはホームページの内部情報を整理すること、今一度何を誰にどうやって伝えるかを再検討すること、ホームページに来たユーザーに何をしてもらいたいかを今一度考えること。これらを検討した上で、どの様に作り直すか?を考えてはどうでしょうか。
見た目の派手さや動きに囚われがちなホームページですが、本質は情報をどの様にわかりやすく整理して伝えるか、だと思っています。その観点からの見た目を検討することは大切かと思いますので、あくまで優先順位を間違えないよう注意してリニューアルに臨んでみてください。
スタジオたちまちではホームページのリニューアルのお手伝いも行っております。一緒にホームページを育てていきたい!とお考えの方はぜひともご連絡・ご相談いただければと思います。
お問い合わせよりご連絡いただければ追ってお返事させていただきます。個人事業、フリーランス、小規模ビジネスでホームページを作り直し、リニューアルを検討されている皆さんのご連絡お待ちしています! 秦野より