スタジオたちまちでは初心者向けのカメラ・写真勉強会を開催しています(2024年現在は不定期開催)。「もっとカメラを身近に感じて使ってもらいたい」という思いを持っての開催を行っています。ここではカメラ・写真を始めるうえでまず大切なことを書いていきたいと思います。まだまだ私自身も発展途上の身ですが、カメラを初めて数年、わかったことがいくつかあったのでみなさんにシェアできればと思います。
カメラは使い方さえ学べば誰でも楽しむことができる
まず、カメラや写真をする上で大切なことは何でしょうか?高いカメラでしょうか?レンズでしょうか?特別なテクニックでしょうか?いいえ、どれも違います。
それは「楽しむ・工夫する・表現する」ことだと思っています。そのために必要なのは、「動くカメラ」と「少しの知識」と「楽しむ心」それだけです。
人に褒められるような感動を与える写真、雑誌に載るような表現、プロのカメラマン、フォトコンテストに入選…そんな事は考えず、まずは目の前のカメラを楽しむことから始めることが大切です。
「高額なカメラじゃないと良い写真は撮れない」「有名な人に学ばないとカメラがうまくならない」「カメラについての知識を全て学んでからじゃないと始められない」「私なんかがカメラを始めるなんてできない…」
そんな事は全くありません!カメラの使い方は誰でも少し学べば身につけることができます。使い方さえ身につければ、あとは少しの工夫と考え方で楽しみ方は千差万別です。
カメラ・写真を始めるための簡単な勉強がまずは必要
カメラを始めるために必要な勉強は、何と言っても「カメラの使い方」です。カメラとは精密機械ですから、その機械の使い方は最低限知っておく必要があります。カメラという精密機械には様々な機能がありますが、そのうち本当に必要な機能は数えるほどです。この部分を知っておくことはその後のカメラ生活を過ごす上では非常に重要なポイントです。
習うより慣れろ!
なんて事を言う方もおられますが、本当に全く何も知らない状態でカメラを持ち出すのは非常に危険です(やる気を無くしてすぐに辞めてしまう、と言う意味で危険)。習うより慣れろ、というのはまず最低限の使い方を知ったうえで、「これ以上は知ったところで実際にやってみないと使うことができない」という段階に来てから言うべきことです。
スタジオたちまちでは「初心者向けカメラの使い方勉強会(座学)」で簡単な基礎知識を学ぶことができます。座学なので多少物足りない内容もあるかもしれませんが、とても大切な事をお話するのでぜひ開催時には参加してみてください。勉強会に参加しなくても、最低限の基本的な知識は付けておくべきです。わからないことは分からないままでも全く問題ありませんが「そういう物がある」という認識を持つだけでも重要なことです。
ある程度学んだら実践を繰り返す
最低限の知識を身に着けたら、あとは実践を繰り返すことが大切です。この段階に来れば「習うより慣れろ」の精神が生きてきます。それは、試行錯誤をすることでカメラの使い方の慣れが生まれていくるからです。
スタジオたちまちでは「初心者向けカメラの使い方勉強会【実践編】」という勉強会も行っています(2024年現在は不定期開催)。実際にお手持ちのカメラを使って、テーブル上の道具や動くモノを撮影して、カメラの使い方を実際に体験することができます。ここで早めに「上手く撮れない」を体験して頂き、その解決方法も含めて経験することで学びが深まります。
勉強会に参加しなくても、実際にシャッターを切って(写真を撮ってみて)どんな画(写真)が出力されるかを見る事が大切です。実際に試してみる事で、最初になんとなくでも学んだ知識が少しづつ活かされてきます。スポーツと同じように、「体で覚える」事が大切です。
あなたの「美しい」を表現する、編集(レタッチ)を学ぶ
写真とは記録物である事以外に、各個人の表現方法の手段です。撮影する対象物の撮影方法もその一環ですが、撮影したあとの編集も、あなた自身の「美しい」という思いを表現する為の大事な工程です。ここでは写真の編集を「レタッチ」と呼びます。
レタッチは主に光の強弱や、色の調整、トリミング(切り取り)を行います。また、主となる被写体を目立たせることもレタッチの目的の一つです。これらのレタッチは、「どの様に行うべきか」という正解はありません。料理の味付けのように、一人ひとり好みが分かれるのがこのレタッチの面白いところです。
味が無い方が良い、めちゃくちゃ塩辛い方が良い、と料理に例えると両極端な意見を持つ方もおられます。あくまでそれは、写真に対する価値観や考え方の異なりであり、正解は無い、ということを頭の片隅に置いておくことが大切です。
レタッチでの表現方法に正解はない、とはいえ、広く一般的に「キレイ」と言われる表現があることも確かです。この「キレイ」は個人の美的感覚による部分になってきます。
スタジオたちまちではこれらレタッチについて、「Lightroom勉強会」を設けています。こちらは撮影した写真の編集(レタッチ)をソフトの使い方から学んだり作業をしたりする勉強会です。何度でも参加して編集に慣れていきましょう。
勉強会に参加しなくてもOKなので、ぜひ写真の編集にチャレンジしてみましょう。「編集なんてけしからん」「後で編集するのは写真が下手な証拠」なんて人も世の中にたくさんいますが、【全く気にせず、ご自身が写真の表現を楽しむことを優先して考えましょう】。そもそも写真を知らない人からすると、編集をしたかしてないかはあまり重要なポイントではありません。
最後に、写真が上手というのは何もカメラの使い方や編集ソフトの使い方が上手、ということでは必ずしもありません。写真を撮影する方の感覚、「美しい」「キレイ」「かっこいい」「かわいい」という表現が、写真という四角形の枠内でどうやって表現されているのか、ということが重要です。これはカメラや編集ソフトではなく、日常の物事の感じ方、四季折々の風景、人間模様、これまで見てきた映画・ドラマ・アニメなどの作品の数々などが、写真表現の元になる大切な感覚になります。レタッチはあくまでもその表現を形にする道具の一部、として考えることが大切です。
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