「ホームページを作りさえすればお客さんがどんどんやってくる」という時代は現在では非常に難しくなっています。今は、様々な施策との掛け合わせでインターネットでの集客は成り立っています。「掛け合わせ?何と?」それは一言でいうと「あなたが情報発信できるすべての活動」になります。今ではSNSを使った情報発信がメジャーです。
しかしそれ以外にも、実際に対面での活動や紙媒体を含めた様々な発信活動があるはずです。個人事業やフリーランス、小規模事業者は「使えるものは使っちゃおう!」という心構えで臨む必要があります。これはあなたが現在どのような環境におかれて、活動を行っているのか?という事が重要となります。
「今自分ができる最大限効果的な告知方法はなにか?」
ということを常に考える必要があります。
効果的なホームページ運営は「役割分担」
ホームページを効果的に運営するためには、役割分担が必要になります。役割分担?なにそれ?と思われますよね。それでは、ホームページの役割とは何でしょうか?
ホームページの役割…そりゃもちろんお客さんを呼んでくるツールじゃないですかね?
確かに幅広い意味ではそうかも知れません。ただ、それでは少し具体性に欠けます。より具体的に分解する必要があります。
お客さんを呼んでくる、とはどういうことでしょうか?設置すれば勝手にお客さんの入ってくるお店、のようなイメージでしょうか?もちろん…そんなうまい話は有りません。お客さんを呼ぶ、ということは以下のように分解できるかと思います。
- お客さんに存在を知っていただく
- お客さんにお店の魅力を感じていただく
- お客さんにもっと見てみたいと思っていただく
- お客さんにお店に来ていただく
- お客さんに商品を見ていただく
- お客さんに商品の魅力を感じてもらう
- お客さんに商品を手にとっていただく
- お客さんに商品を購入していただく
仮にこれが商品ではない場合でも細かく分解できると思います。さて…これが「お客さんを呼んでくるツール」ということになりますが、これは全てホームページを作れば解決する話でしょうか…?過去にはこれらを全て賄えるツールとして存在していたのかも知れませんが、今現在ではホームページを作ったのみではこれらの役割を全て賄うのは少し厳しいかも知れません。
そのため、SNSはもちろん、オフラインでの活動や紙媒体での紹介の機会があればそれも有効に活用する事が重要です。特にオフラインの活動は顔が見える分だけしっかりと興味を持ってホームページを見ていただく可能性が高まります。検索エンジンやSNSよりも数は少なくなりますが、より魅力や興味を持った方が増えてきます。これもまた、何の活動を行っているのか?ということで戦略は変わってきます。一概にこの方法が共通して効果的、ということはありませんが、役割をしっかり分けて考えることが大切です。
今行っている活動がなにか?によって考えるホームページの活用方法
基本的な考え方ですが、今あなたが行っている活動とホームページをどの様に関わり合わせるかが重要です。【とりあえずホームページを作っておく、キレイなホームページが良いです、よくわからないからおまかせします。】これらはどれも叶える事ができる願いではあるものの、本質的にあなたのために働いてくれるホームページにはなり得ません。
ホームページからECサイト(商品販売ページ)へ移動させて購入に繋げたいのか、魅力を感じていただきお問い合わせに繋げたいのか、活動の紹介や告知をして申し込みに繋げたいのか…などなど、活動の内容によって達成したい目的が変わってきます。
特にこれらの事は、個人事業主やフリーランス、小規模事業者、小規模ビジネスをされている方は特に大切だと考えています。
見た目も大切、写真がホームページに大切な理由
ホームページは見た目が重要です。…そう言うと、「え?さっきまで、見た目は本質的じゃない…ような話してなかった?」と言われそうですね。
しかし、見た目の良さというのはたくさんある武器の1つです。本質的には違っていたとしても、お客様から選択されるための材料の1つであることは間違いありません。せっかくホームページに誘導したとしても、「なんだか微妙なページですね…書いてあることは良いんだけど…」という評価を受けると、機会損失になってしまいます。
それでは、重要な要素はクリアしているという前提で、「キレイなホームページとはどうやったら作れるの?」ということですが、これは一言でいうと「良い写真を使う」と作ることができます。
これについてはこちらの記事で詳しく説明しています→見た目の良いホームページは写真が9割