「ホームページをとりあえず作っとこうか!」というお話を度々耳にします。「インターネットで検索される時代だから、作っとけば間違いないよね」と言う意見もよく聞きます。しかし、それは私達制作業者は嬉しい限りですが、お客様自身にとっては非常に危険なお話です。なぜなら、使い方によっては全く持って効果のない、ただインターネット上にあるだけのもの、になってしまうからです。特に小規模事業の方はそうなりがちです。ではどうしたら良いのでしょうか…?それは、3つの対策を行うことで解決されます。
それは、【検索されるキーワードの選定、ホームページ内での導線作り、プロフィールページの充実】です。
これらを考慮すると、比較的効果の出しやすいホームページを作ることができます。
検索されるキーワードの選定、需要を拾う
ホームページを見ていただくために必要な方法の一つとして、検索からの需要を狙うという方法があります。GoogleやYahoo!、Beingなどの検索エンジンからの流入です。現在はSNSからホームページへの流入も1つの手段になっていますが、基本的にはこの検索エンジンからの呼び込みは未だに健在です。
ただこの検索需要は需要のあるキーワードを組み合わせて考える必要があります。需要が移り変わる=検索されるキーワードが変わる、ということなので、その需要を探してキーワードを試行錯誤する事が必要です。
ホームページ内での導線作り、お客様にどうしてほしいのか
ホームページは具体的に何をして欲しいのか?何が目的なのか?ということを明確にすればするほど効果のあるものになります。思いのままに作ってしまうと、結局何を伝えたいのかがわからないものになってしまいます。店舗で例えると、何屋さんかわからない、どこに商品があって、レジはどこなのかが不明。という状態です。店舗でもお客さんが通るための導線を検討する事があるかと思います。ホームページも同様です。
基本的には、知ってほしい情報への誘導、分かりやすいお問い合わせページボタン等がそれに当たります。これは内部のページの構造や、視界にページが入った時に主張したいものが主張されているのか?等になります。
こういった事でお客様にどうして欲しいのか?ということを考える必要があります。
プロフィールページの充実、誰から買ってもらうのか
個人事業主やフリーランス、小規模事業者、小規模ビジネスの場合は特に大切なのが、お客様は“誰から”そのサービスや商品を買おうとしているか、に気づく事です。サービスの品質や価格で競合する大手企業との戦いは、もはや勝負になり得ません。もちろんサービスの内容を追求することは大切です。しかし、私達個人事業主やフリーランス、小規模事業者、小規模ビジネスの戦い方としては、“誰が提供しているか、何を考えているのか”に共感していただく所からお客様とのつながりを作っていく事が重要、と考えています。
SNS発信をしている場合は特にプロフィールページは重要です。“あなた”が情報を発信して興味を持っていただいてホームページに来てもらったケースでは、「この人どんな人なんだろう?もっと深く知りたい」という方がいても不思議では有りません。インターネットでの紹介は【飽きやすい】ので長文を避けるという方も居られます。しかし、それは興味のない人に向けてPRする時に必要なことです。興味を持って頂けている人に対しては、しっかりと説明をするべきです。SNSでは短文で興味を引く、ホームページのプロフィールではしっかりと魅力を伝える。こういった役割分担が大切です。
あまり伝えたくない真実、自分自身でも戦略を反映できるなら制作依頼は不要
ホームページ制作をしていながらこういう事を言うのは良くないかも知れません…。ご自身で活動の目的を達成するための戦略を、自身のホームページに反映させることが可能であれば、無理にホームページ制作業者に依頼する必要はありません。むしろ、自分自身で検証・改善を行えるのであれば、それはとても素晴らしいことだと思います。
ですが、この制作を行うこと、そのものに時間を費やすことはあまり生産的な時間ではないのでは?と考えます。制作を代行して欲しい、戦略や目的はあるけど、それをホームページへ、文章へ落とし込んで欲しい、戦略も含めて一度相談したい…そういった場合にご相談いただければ、目的や予算に応じてご提案をさせていただきたいと思います。
ぜひともお見積りからお問い合わせいただき、一緒にホームページを育てていけたらと思います。良い出会いをお待ちしています。
STUDIO Tachimachi 秦野